「マンパワー」の次へ!新たな挑戦を決めた理由
前回お伝えした「お客様も仲間も自分も笑顔に」という
創業エピソードから3年後、
私たちはこの想いをより広い地域に拡げるため、
新たな挑戦に踏み切ります。それが宅配寿司事業でした。
居酒屋では、社員一人ひとりの個性と魅力で
「笑顔溢れる繁盛店」をつくるという成功体験を築きました。
これは私たちの大きな柱です。
しかし、私たちはこの成功体験に固執せず、
「違ったやり方で、もっと多くのお客様を笑顔にできるはず」と
考えました。
それはフランチャイズという事業形態を活用するという戦略です。
一番のメリットは、未経験の事業であっても
フランチャイズ本部の経営ノウハウ・商品開発・教育制度を
活用し、事業を立ち上げることができる事です。
お客様への想い、そして仲間への想いを踏まえ、
新たな挑戦をスタートする事を決めました。
地域に住む方々の「あきらめ」=挑戦のチャンス
複数の飲食店のフランチャイズを調べる中、
出会ったのが宅配寿司の「銀のさら」でした。
当時、創業者である小林一也は地元の寿司屋の出前に対し、
多くの方が抱えていたであろう「不満」。
つまり「あきらめ」を強く感じていました。
・注文してもいつ届くかわからない
・電話や配達時の接客が気持ちの良いものではない
・出前を頼むお客様を大切にしているとは思えない
多くのお客様は「寿司屋の出前はそんなもん」と諦めていた、
むしろそれが当たり前と感じていたかもしれません。
「自分たちなら、お客様のこの『あきらめ』を解決し、
もっと喜んでもらえる宅配寿司ができるはずだ」
この確信と熱意が、「銀のさら」への加盟を決意させました。
本部も驚いた!「売上目標より、お客様を知る」という挑戦
海老名への出店は、本部による直営店出店の計画があったため
最初は断られました。
それでも小林は諦めず、地元への熱い想いと
お客様の「あきらめ」を解決したいという使命感を、
運営本部の社長へ直接プレゼン。
その熱意が伝わり、ついに海老名での出店許可を獲得しました。
いざオープンする際、私たちはさらに大胆な決断をします。
それは、「売上目標をあえて立てない」ことです。
「本当にこの事業でお客様を笑顔にできるのか?
まずはそれを確認することが最優先」だと考えたからです。
フランチャイズ本部からすればあり得ないことですが、
私たちのお客様への想いと考え方を粘り強く伝え、
本部の方々にも納得していただきました。
そして、お客様の「あきらめ」を解消するために、
次の2つの施策を徹底して実行しました。
①「今からお届けに上がります!」と配達前に
必ず電話連絡を入れる。(いつ届くか分からない不安の解消)
②「お客様に喜んでいただける宅配寿司になるために、
ご意見をお聞かせください」と配達後に電話をし、
生の声を聞かせていただく。(品質・接客の改善)
この徹底した「お客様ファースト」の施策が功を奏し、
お店は評判を呼び、すぐに繁盛店となりました。
更に多くのお客様の「あきらめ」を解決するために2店舗目へのチャレンジ
その勢いで、隣接する綾瀬市への出店を希望します。
本部からは「市場規模が小さいから難しい」と反対されましたが、
私たちは「失敗しても本部に一切文句を言わない。
成功する根拠がある」と、再び熱くプレゼン。
最終的には私たちの想いと根拠に納得してくださり、
出店許可を得ることができました。
結果、綾瀬店も大成功を収め、
2店舗とも全国トップレベルの業績を達成。
この功績により、加盟1年目でベスト店長賞を受賞し、
その後も最優秀店舗賞を複数回に渡って受賞。
全国の経営者が集まる場で、
私たちの成功事例を発表する機会までいただきました。
その後も、「資金」も「人」もない中で、
他の加盟会社が退店を決めた「銀のさら既存店4店舗」を
同時に買い取って立て直すという、
さらにドラマのような挑戦へとつながっていきます。
(ご興味がある方はぜひお問い合わせください)
今回のエピソードはいかがだったでしょうか?
現在、当グループでは銀のさらを8店舗運営しております。
お客様の「あきらめ」を解決したいという一貫した想いと、
私たちの熱意に共感して協力してくださった
本部や仲間との連携が大きな飛躍に繋がりました。
次回も驚きの挑戦をお伝えします!
「居酒屋が障がい福祉?」
次回もお楽しみに!